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2021.4.2
 旅・復活 


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最初の緊急事態宣言が出て、突如ロングバケーションとなった去年の4月から早1年。
ない知恵を絞り、恐る恐る状況に慣れ、笑い声をなくさずに1年過ごしてこられたのは本当にありがたいことです。ライブや配信で支えてくださっている皆様と、音楽の場を守ってくださっているお店の皆様に、改めて心からの感謝を!

3月の末にクルーズ船「にっぽん丸」で演奏の機会を頂きました。
やはり、旅は心を大きく解放してくれます。 船の中に「船旅は、クルーのもてなしの心とお客様の好奇心でできています」と書かれていました。そう、好奇心!これがあればいつでも人生、スタートラインに立てるんですね。

桜も満開、「春の楽しみ」を探して小高い丘に登ってみましょう。 お気に入りの曲を口ずさみながら。


3月初めに小学校の吹奏楽部とSing Sing Singを共演させていただく機会がありました。私の高校時代より、ずっとスイングしてる....。未来は明るい!
そして、高澤綾さん、中村好江さん、ニューオリンズの香る二人のトランペットと久しぶりの共演。 おお!!二人とも”深く”なっている。
日々、リアルに紡いでいくのがライブの音楽だけれど、今まで聞いてきたものと心の中でじっくり向かい合う時間を過ごしていることが、音から感じられました。Cest Si Bon!

クルーズに乗るのは6年ぶり。実はワタクシ、「にっぽん丸」のバンドの初代メンバーとして30年前から折に触れ乗船してきました。今回はコロナ禍の難しいオペレーションの中、なんとか皆さんを楽しませてほしい、とオファーを頂きました。PCR検査も受け、結構ドキドキしましたよ〜。ギリギリまでクルーズがあるか、自分が乗れるかわからないスリリングなスケジュールでしたが、横浜発と神戸発、2本のクルーズに無事乗船

メインショーではニューオリンズの映像と演奏を組み合わせた「ジャズのふるさとへ」をお届けしました。スクリーンいっぱいのザリガニの映像はインパクト絶大!お料理の話、ジャズ誕生の話、現地のミュージシャンや生活の話....1時間に納めるのには一苦労。
アクリル板越しの演奏故、ニューオリンズらしく一緒に歌ったり、パレードしたりはできなかったのですが、大好きな船で音楽を聴く幸せ、がマスクをしていても皆さんの表情に溢れていて、精いっぱい体を揺らしたり、手拍子してくださる姿にウルウル。

タンゴ界の若き精鋭、小松亮太さんとも久しぶりにご一緒して、彼が書き下ろしたばかりの「タンゴの真実」を挟んでニューオリンズ、アルゼンチンとカリブ海、アフリカ、ヨーロッパの音楽の流れについて夜中まで話が尽きませんでした。刻々と移り変わる空と海、小島に咲く山桜、港の風景、目に入るもの、体を流れる空気、すべてが穏やかに心を満たしてくれる、素晴らしい時間でした。

3月はPCR検査をクリアするために外出を極力控え、本当はもっとゆっくり一緒にいたり、話したかった機会も思うに任せませんでした。
まだ難しい毎日。でも、オーディエンスの皆さんに新しい窓を開けて風景を見ていただくために、これからも旅を続けよう、と思います。

いつもながらのんびりですが、クルーズの様子もブログでご報告させていただきまーす。

Farewell: 私たちミュージシャンを大切に愛してくださった、田中美穂子さん「美穂ママ」が、眠るように天に還られました。ニューオリンズでも、日本でも、音楽の楽しい時間を共有させていただきました。父が送っていきますからね。どうぞ良い旅をなさってください。